□ スツールの修理

After

依頼者のお母様がずっと使っていたミシン用のスツール。26年前に亡くなられたそうですが、お母様がずっと使われていた思い出の品なので捨てるに捨てられず取っておいたそうです。そしてこの機にまた使えるようにしたいと依頼されました。

当時のお母さんたちは、嫁入り道具の足踏み式ミシンで子供達の服を作ったり繕ったりしていたものです。お客様のお母様もこのスツールに座り、夜遅くまでミシンをカタカタと踏んでいたことでしょう。

今回は座面の張り替えのみなので、生地は少量で済みます。元と同じような生地がちょうど手持ちであったので、生地はサービスで。座面を調整しウレタンチップを詰めて、元のように飾りの鋲留めをして修復しました。

 

修理前の本体写真を取り忘れてしまいましたが、座面はボロボロで無残な姿でした。
ウレタンもなかった時代なので、詰め物としていろいろな布切れ、干し草やワラなどが入ってました。
たぶん終戦直後の物のなかった時代に廃材を流用して作ったのでしょう、裏には文字の書かれた板が使われていました。
 
 
 

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